2026.1.30
【活動報告】長野市の小学生と一緒に遊具を制作する特別授業を実施しました!
こんにちは、フォレストアドベンチャーです!
2026年1月14日・15日の2日間、
長野市立芹田小学校の6年生37名と一緒に、ちょっと特別なプロジェクトを実施しました。
あまり使われていなかった校内の広場を、自分たちの手で「もっと使いたくなる場所」に変える
プロジェクトです。

きっかけ
芹田小学校6年1組の総合的な学習の時間では、「あまり使われていない校内広場をどのように活用するか」をテーマに調べ学習や話し合いを重ねてきました。その結果、「遊具を設置すれば広場がもっと使われるようになる」と考え、実現に向けて一緒に遊具を作ってくれる企業を探しました。しかし、協力先なかなかが見つからず、フォレストアドベンチャー・長野へ相談が寄せられました。
フォレストアドベンチャーは、自然の地形や樹木を活かしたアウトドアパークを運営し、体を使った遊び場を提供していますが、専門的な遊具製作の知識は持っていません。そこでどのようにすれば実現できるのか、どのようにすれば一緒に作ることができるか、社内でも話し合い、「子どもたち自身が組み立てられる、フォレストアドベンチャーらしい遊具」を提案し、学校と共にプロジェクトを進めることになりました。
資金集めから制作まで子どもたちが主体的に活動
遊具を作るには、木材や金具など多くの費用が必要です 。そこで、子どもたちは自分たちで解決策を考え、校内でのフリーマーケットや地域での募金活動を企画・実施し、必要な資金を自分たちの力で集めました。これにはスタッフ一同驚きました。
このプロジェクトは、4月の授業での構想から始まり、卒業制作として約1年という長い時間をかけて大切に育てられてきました 。
ゼロから企画を立ち上げ、自ら資金を募り、最後は自分の手で遊具を組み上げる 。この主体的な挑戦は、単なる卒業制作の枠を超え、社会とつながる「生きた学び」の場となりました 。子どもたちが真剣な眼差しで木材と向き合う姿は、私たちスタッフにとっても大きな刺激となりました 。
出張授業1日目



フォレストアドベンチャー・長野のスタッフがクラスを訪問し、45分間の出張授業を行いました。
日本の森の現状や課題、放置された森が抱えるリスクなど、クイズ形式を交えながら行いました。「日本の土地にはどのくらい森があるでしょう?」という質問には、「社会でやったよ〜」という先生の声にニヤニヤしながらも考え、手を挙げてくれました。
「森林活用サービス」や「フォレストアドベンチャーの取り組み」についての話では、子どもたちもどのように森を活かしたらいいのか考え発言し、学びを深めました。
授業終了後には「森っていろんな働きがるんだと思いました。行ってみたいと思います。」と嬉しい感想もいただきました。
出張授業2日目



2日目は、遊具の設置のワークショップを行いました。こちらで設計した図面を見ながら、子どもたち自身が主体となって行いました。
作業中は、単にこちらの指示通り切ったり組み立てたりするのでは、普段の学習の応用(算数や理科など)を取り入れ、木材の計測などもやってもらいました。また、のこぎりなどの工具を使い、木材の切り出しも協力しながら行いました。自分たちで加工した木材を組み合わせ、大きなプラットフォームを組み立て、最後はみんなでやすりを使って磨き上げ、完成。
自分たちの手で木材を加工し、プラットフォームを組み上げる過程を通じて、ものづくりの達成感を感じてもらうことができました。


プログラムを通しての感想
子どもたちや先生に実際にやってみた感想を聞いてみました。
・一番難しかったのは、木を切るところとか、土台を作るところです。難しくて、大変でした。でも、やってみたら楽しかったです。将来、大工になりたいので、少しその一歩に近づけたかなと思いました。
・図案で見たときの見たままの形が、コツコツ完成してできていくのを見るのが楽しかったです。また、そういうのがあったらやってみたいなと思いました。
【担任の先生】
1日目の授業では、子どもたちは、森林の必要性やそれを維持管理していくことが自分たちの生活にもかかわっていることを強く感じていました。またキャリア教育の面でも、子どもたちが考えている仕事(職業)の枠が広がったと思います。学校という学びの場において、実際のかかわっている人(プロ)との学びの効果の大きさも感じています。
2日目は実際にやってみて、みなさんの協力がなければ今回のプロジェクトはできなかったと思いました。日々の学びで学習したこと(垂直や平行、45度をつくるにはなど)を実際に使ってつくったことで、日頃の学びを活かすことができました。学校や日常生活で使わない道具を使えたことや、つくっていく中で木を押さえる人と切る人などお互いの協力することによってできていくというのもよかったです。合わせて、自分たちの夢を実現するために協力してくれる人がいるという社会のあたたかさも感じています。子どもたちも私も大変満足感があります。
担当者の声
今回担当した堀マネージャーにも話を聞きました。
子どもたちの『この場所をみんなが集まれる広場にしたい』という思いに触れ、私たちが日頃取り組んでいる“自然を活かす”という考え方が、学校の学びと強く結びつくと感じました。
完成したプラットフォーム以上に価値があったのは、悩みながら協力し、一つの形をつくり上げていく過程そのものです。「大変だったけど楽しかった」「またやりたい」という声を聞き、この体験が子どもたちの中に小さな自信や記憶として残ってくれたなら、これ以上うれしいことはありません。
今回の取り組みを通じて、フォレストアドベンチャーとして、これまでの団体利用とは異なる“教育との新しい関わり方”の可能性を強く感じました。自然体験やものづくりを通して学びを深めるこのような取り組みは、今後さらに広げていきたいと考えています。
今後も地域や教育現場と連携しながら、子どもたちが自然と向き合い、自ら考え、行動するきっかけをつくる活動を続けていきたいと思います。
フォレストアドベンチャーは、これまでも森での非日常体験を通じて、子どもたちの主体的な学びや挑戦を応援してきました。今回の取り組みを通じて得た経験を活かし、今後も森への関心を広げる学びの場を全国で展開していきます。
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