トップピックアップ森の中と外のちがいを調べよう!

2025.7.10

森の中と外のちがいを調べよう!

ピックアップイメージ

この自由研究では…
森の中と森の外にある温度計を使って、気温のちがいを調べてみよう。
「どうして森の中はすずしく感じるの?」
「どうして外はこんなに暑いの?」

地面に手を近づけてみたり、風の通りを感じたり、五感を使ってくらべてみよう!

【森の外の日なた】ヒートアイランド現象(げんしょう)ってなに?

アスファルトは黒くて光をよく吸収するため、太陽の光をたくさん受けると熱をためこみやすくなります。

たとえば、夏の日にアスファルトの上をさわると「あちっ!」となったことはありませんか? これは、地面が太陽のエネルギーを受けてとても高温になっているからです。

アスファルトにたまった熱は、夜になってもなかなか冷めず、まちの空気をあたため続けます。こうして都市の気温がまわりよりも高くなることを「ヒートアイランド現象」といいます。

☀️どうして町の中が暑くなるの?
ヒートアイランド現象がおこるのには、いくつかの理由があります。

①アスファルトやコンクリートが熱をためこむから

②木や草が少なくなっているから

③車やエアコンなどから出る人工の熱

④ 高い建物が風の流れをさえぎってしまうから

☀️ヒートアイランドが起きるとどうなるの?

昼間だけでなく、夜になっても気温が高いままになります。
すると、熱中症(ねっちゅうしょう)になる人が増えたり、体調をくずしてしまう人も出てきます。

また、暑いのでクーラーをたくさん使いますが、電気の使用量がふえてしまい、その結果として「地球温暖化(ちきゅうおんだんか)」につながってしまうこともあります。

※ヒートアイランド現象と地球温暖化は、しくみはちがいますが、おたがいに関係しあっています。

🔑森の外の日なたキーワード「熱がたまりやすい場所」「ヒートアイランド現象」


【森の外の日かげ】日かげでもすずしくないのはなぜ?

日かげは、太陽の光が当たらないので「すずしい場所」と思うかもしれません。
でも、アスファルトの上の日かげに立ってみると、「なんだかまだ暑いな…」と感じることがあります。
それは、どうしてなのでしょうか?

☀️アスファルトが熱をためているから

アスファルトは、昼間にたくさんの太陽の熱をすいこんでしまいます。
日かげになっても、その熱をじわじわと空気に出しつづけているので、まわりの空気があたたまり、「まだ暑い」と感じてしまうのです。

このように、地面にたまった熱が空気に出ていくことを「放射熱(ほうしゃねつ)」といいます。

☀️風が通らないともっと暑い

ビルや家にかこまれている場所では、風が通りにくくなっています。
風がないと、あたたかい空気がその場にたまりやすくなって、暑さが長くつづきます。

☀️暑さは「日ざし」だけじゃない!

「暑い」「すずしい」と感じる理由は、太陽の光だけが原因ではありません。

  • 地面がアスファルトか土か
  • 風が通っているかどうか
  • まわりに木があるかどうか

など、いろんな環境(かんきょう)のちがいで、感じ方が変わってくるのです。

🔑森の外の日かげキーワード「放射熱」「風が通らない」「すずしく感じない日かげ」


【森の中の日なた】日なたは、森の中と外でどう違う?

森の中にも、木と木のあいだから太陽の光がさしこんでいる「日なた」があります。
でも、町の中のアスファルトの上にある日なたとくらべて、森の中の日なたのほうが、なんだかすずしく感じることがあります。
それは、まわりの地面や空気のながれにヒミツがあるんです!

🌿森の地面は熱をためこみにくい

森の地面は、土や落ち葉におおわれています。
このような地面は水分をたっぷりふくんでいるので、熱をためにくく、出しにくいという性質があります。
アスファルトのように熱をぐんぐん吸収したり、じわじわ空気に熱を出したりすることが少ないため、地面からの「放射熱(ほうしゃねつ)」も少なくなり、気温が上がりにくくなります。

🌿森には風の通り道がある

森の中では、木と木のすきまを風がすりぬけていきます。
このような自然な風があると、あたたかい空気がたまりにくく、すずしく感じやすいのです。

町の中では、建物が風をさえぎってしまうことが多く、空気がこもってしまいがちです。

💡同じ「日なた」でもちがいがある!

同じように太陽の光があたっている場所でも、どこにあるかで「暑さの感じ方」はちがいます。

たとえば…

  • 地面がアスファルトなのか、土や落ち葉なのか
  • 風が通る場所なのか、風がないのか

…といったまわりの環境のちがいが、感じ方に大きく関係しているのです。

🔑森の中の日なたキーワード「熱をためにくい地面」「自然な風」「すずしく感じる日なた」


【森の中の日かげ】森の中がひんやりするのはなぜ?森の役割

森の中の木の下にいると、きもちのいひんやりした感じがしませんか? これには、いくつかの理由があります。

🌿木や草が水を出して 空気をひんやりさせている

木や草は、根っこから水をすいあげて、葉っぱから水を出しています。
この水は「水蒸気(すいじょうき)」という見えない水のつぶになって空気中に出ていきますこのしくみを「蒸散(じょうさん)」といいます。
水が空気にまざって出ていくときに、まわりの熱もいっしょにうばってくれるので、葉っぱのまわりの空気がひんやりするのです。

🌿森の中にはすずしくなるヒミツがいっぱい!

森の中には、ほかにもすずしくなるしくみがたくさんあります。

  • 木の葉っぱが太陽の光をさえぎってくれる
  • 地面が土や落ち葉におおわれていて、熱をためにくい
  • 木と木のすきまを風がすりぬけて、空気がこもらない

こうした自然のちからがあつまって、森の中はすずしくて気もちのいい場所になっているのです。

🌿自然がつくる「ひんやり空間」

木や草の蒸散、土の地面、風の通り道…。
森の中は、いろいろな自然の力ではたらいて、まわりの空気をすずしくしてくれているんですね!

身のまわりのいろんな場所で、「暑さ」や「すずしさ」のちがいをぜひ見つけてみてください。

🔑森の中の日かげのキーワード「蒸散」「葉っぱの影」「自然のちからでひんやり」


📝レポートにまとめてみよう!

フォレストアドベンチャーで気温をはかった場所のちがい、どんな発見があったかな?
体験をふり返って、自分だけの「自由研究レポート」をつくってみましょう!

おうちや学校の近くでも気温をはかって、くらべてみるのもおもしろいですよ。
また、一番あつかった場所の気温を下げるにはどうしたらいいか、アイデアを書いてみるのもおすすめです。

完成した学習シートはぜひ以下より共有してください!抽選で3組6名様にフォレストアドベンチャーペア招待券をプレゼントさせていただきます!

🌱小学校低学年の方へ

「いつ」「どこで」「なにを」したか、じゅんばんに書いてみましょう
 → たとえば「〇月〇日に、フォレストアドベンチャーに行って、○○の場所で気温をはかりました」

さらに

  • びっくりしたこと
  • おもしろかったこと
  • どうしてそうなったのかな?と思ったこと

も書いてみましょう

🔍ポイント

  • 表や絵、写真をつけると、もっとわかりやすくなります!
  • 「すごかった」「ふしぎだった」など、自分の言葉で書いてみましょう

🌲小学校高学年の方へ

「調べたこと」「気づいたこと」「そこから考えたこと」を3つに分けて書いてみましょう

  •  どんな場所で気温をはかったか
  •  どこがいちばんあつかった?すずしかった?そのちがいは?
  •  どうしてそうなったのか、自分なりに理由を考えてみよう

👉 くらべて書くと、もっと伝わりやすくなります。(例:アスファルトの日なたは、森の中より〇度高かった)

🔍ポイント

  • 「なぜ?」と思ったことを、自分の考えで書いてみましょう
  • 「はじめに」「しらべたこと」「気づいたこと」「わたしの考え」など、見出しをつけると読みやすくなります
  • 表や絵、写真をつけると、もっとわかりやすくなります!

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